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ライバルに学べ!動画活用事例まとめ〜飲料業界編〜
2015年10月20日
業界別の動画活用事例をまとめてご紹介する「ライバルに学べ!動画活用事例まとめ」シリーズ。今回は飲料業界編です。飲料業界のTVCMは馴染みがあると思いますが、ウェブ向けにはどのような動画が制作されているのでしょうか。
イメージで商品の特徴を伝える
言葉による説明を極力無くし、イメージで商品の良さや特徴、またはブランドコンセプトなどを伝える手法です。
カゴメ
どの映像も新鮮な野菜を登場させ、伝えたい事を表現をしています。
カラフルな野菜が変化”ストレス軽減動画”
新容器の導入キャンペーンの一貫として、こちらの動画が制作されました。脳波研究の専門家の満倉靖恵氏監修により、「自然色」・「一定のリズム感」・「女性や子供の声の周波数」などの要素を取り入れ、見る人のストレスが軽減できる動画となっています。
キラキラ☆ 野菜のシャワー
野菜はすりつぶすと吸収しやすいということを「野菜のシャワー」に置き換えることで表現しています。
商品の良さをじっくりとストレートに伝える
商品の良さやこだわりを時間をかけてストレートに伝えることで、その商品をより好きなってもらうプロモーション方法。リピーター獲得やもともとのファンをより強く商品に引きつける目的に有効です。
エメラルドマウンテンブレンド
当商品のCMに出演されている山田孝之さんが、カフェテロ(コーヒー生産者)の修行に挑むという映像。CMだけでは伝えきれないコーヒー製造へのこだわりや苦労をアピールした映像となっています。
山田孝之 エメマン紀行~EMERALD MOUNTAIN BEANS STORY~
ヤルンバ(SUNTORY)
SUNTORYがオーストラリア最古の家族経営ワイナリー・ヤルンバのワイン取り扱い開始と共に公開された映像です。ヤルンバとは何か、そのこだわりや魅力をじっくりと見せていきます。こちらはワイン好きの消費者に対して商品価値をPRする映像となっているため、新規顧客獲得を狙って展開されていると思われます。
ヤルンバ・オックスフォード ランディング 『2015紹介ムービー』
消費者を巻き込んでバイラルさせる
最近では、ウェブやリアルイベントで消費者を巻き込み、話題性やSNSでの拡散を狙ったプロモーションが多く展開されています。消費者との距離感を縮め、より強く商品を印象付けることができます。
C.C.Lemon
松岡修造さんが100人分の応援歌を歌うというプロモーション。特定の名前を呼んでプロモーションをすることで、消費者に対して自分事化させるという奇抜な宣伝方法でした。松岡修造さんのキャラクター性をうまく活かしたプロモーションです。
あいちゃんの応援歌
C.C.Lemon 元気応援プロジェクト: http://www.suntory.co.jp/softdrink/cclemon/index.htmlコカ・コーラ ゼロ
コカ・コーラ ゼロが限りなくコカ・コーラの味に近づいたことを証明するために展開された『#利きコーク』プロモーション。リアルイベントの開催のみならず、ウェブ上では「#利きコーク しかけ人」を募るなど消費者が自主的に参加する仕組みを展開。芸能人やYouTuberも参加しYouTubeで動画を投稿するなど、大きな広がりを見せたプロモーションとなりました。
「あなたの街でも、#利きコーク」篇
#利きコークしかけ人:http://cokezero.jp/campaign2/【#利きコーク】グッドモーニングアメリカ たなしん が TOTALFAT Bunta にしかけてみた!
消費者参加型で印象付ける
消費者巻き込み型のプロモーションと似てはいますが、こちらはウェブ上で誰でも簡単に体験できることが大きな特徴です。またウェブで展開されているためSNSでの拡散もより期待ができます。
ペプシゴースト
Google Chromeで見ることのできる360°動画を使ったプロモーション。最新の技術を使うことで話題性を確保し、さらに怖いもの見たさを利用したアイディアで消費者の注目を誘います。
PEPSI GHOST – 360度から迫り来る恐怖ー 洋館の中に残された謎を追え – EP1
ウェブサイト:http://www.pepsi.co.jp/ghost/?fromid=new1リゲイン
「集中はつくれる」のキャッチコピーで様々なクイズ動画を展開。ウェブサイトではSNSアカウントで各問題に挑戦ができる仕組みになっています。クイズ動画もユニークなものが多く、下の動画はYouTubeのTrueView広告で流れているので見たことのある方も多いのではないでしょうか。
【集中実験】Q. 白衣は何人?
企業の取り組みや活動をアピールして企業価値を上げる
社会問題や環境問題などに対してのCSR活動を映像で発信することで、企業価値を高めるプロモーションです。
SUNTORY
環境問題や被災地支援などに積極的に取り組んでいるSUNTORYは、動画を活用してそれらを発信しています。
企業広告『天然水の森・現地調査』篇 60秒
サントリー東北サンさんプロジェクト「チャレンジド・スポーツ体験教室@仙台」
サントリー緑茶 伊右衛門『高低差世界一流しそうめん』
まとめ
いかがでしたでしょうか。
飲料業界では商品の良さを伝えるというよりも、如何に消費者を巻き込んでバズらせるかというところを目的としたプロモーションが多い印象でした。また、話題になるプロモーションはどれも「消費者を楽しませる」というポイントを押さえた上で、様々なアイディアを使って展開しています。「消費者を楽しませる」というポイントを意識して動画を使ったプロモーションを考えてみるとバズにつながるのかもしれません。