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思わず見てしまったYouTube内CM5選
2015年09月03日
YouTubeで動画を楽しんでいると、差し込まれる動画広告。以前は、TVCMをそのまま流していたり、面白いCMが少なかったりと邪魔でしかなかったYouTube内CMですが、最近では面白いものが増えてきました。これはTVCMと違い、つまらなければ飛ばすことができる(できないものもある)という仕組みが、視聴者の感想をより直接的にCM発信者に伝えるからかもしれません。
今回は、そんな動画広告の中から、思わず最後まで見てしまったCMをご紹介します。 ウェブ動画を作る際の、見てもらうためのヒントが何か隠されているかもしれません。
わけのわからない世界観が興味を惹くCM
多くの人が知っているであろう夏目漱石の文学作品「坊ちゃん」。その時代設定を現代にアレンジし舞台映像にしたのが「坊ちゃん2015」です。
冒頭から「あの坊ちゃんの孫の孫の息子、それが俺」というわけのわからない世界観を提示され、続きが気になってしまい、まんまと本編映像まで見てしまいました。本編はというと、テンポも良く無駄に熱く無駄に壮大な舞台映像となっていて、純粋にエンターテインメントとして楽しめる作品でした。
「集中なんて、つくれる」もう一度見たくなってしまうエナジードリンクのCM
面白いCMがたくさんある中、もう一度見たいと思わせるCMというのはそう多くあるものではありません。その点、サントリーのこちらのCMは冒頭での引きつけと、最後のアイディアが秀逸だと思いました。この動画に関しては余計な説明をしてしまうと面白さがなくなってしまうので、とにかくご覧ください。
初見で全ての問いに答えられたなら、あなたにはこのエナジードリンクは必要ないかもしれませんね。
ありえない状況が続きを見たいと思わせるCM
日常のありふれた形式が突然ありえない状況に変わるというシチュエーション。突然始まるその世界観にわけがわからず、気が付ば最後まで見てしまっていたのがこの動画。映像のインパクトがとにかく強く、エンターテイメントとしては面白く観れたのですが、商品の印象はあまり残らなかったので、CMとしてはどうなのでしょうという疑問は残ります。
「飛ばさないでね」とあまりにもストレートに伝えられて飛ばせなかったCM
アイディアを捻りすぎて一周回ってきてしまったかのように、CM開始とともに女優の新垣結衣さんが「飛ばさないでね」とあまりにも直接的なメッセージを投げつけてきます。飛ばせませんでした。
映画のワンシーンの様な映像美と予想外のセリフに引きつけられたCM
最後に紹介するのは、小田急電鉄のCMです。映画のワンシーンの様な綺麗な映像も魅力の一つですが、なんといっても冒頭のセリフに心をつかまれました。小田急電鉄のCMなのに「電車の時間なんて気付かなければよかった」なんてセリフを最初に持ってくるなんて、そのあとどう物語が展開するのか気にならないわけないじゃないですか。
駅がふたりを分かつ場所であり、それゆえにより強くお互いを思い合う場所でもある。小田急電鉄を主張しすぎずにブランド価値を高める素晴らしい演出でした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
どの動画にも共通している点は、冒頭で視聴者の心をつかむこと。その手法は意外性であったり、視聴者参加型であったりと様々ですが、まずは視聴者の心をつかまなければ直ぐに飛ばされてしまいます。この辺りはTVCMよりもかなりシビアでしょう。
心をつかむ動画の作り方は「最初の5秒を突破する!スキップされない広告動画(TrueView広告)のレシピ」でも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。