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ライバルに学べ!動画活用事例まとめ〜保険業界編〜
2015年10月15日
業界別の動画活用事例をまとめてご紹介する「ライバルに学べ!動画活用事例まとめ」シリーズ。今回は保険業界編です。企業と顧客との信頼関係が大切なこの業界、映像にはとにかく「人」を登場させる傾向が強くありました。これは、担当スタッフなど実際に顧客と関わる人や専門家を出演させることによって、顧客に安心感を与えることができるからでしょう。
サービス紹介
サービスをわかりやすく説明するだけではなく、参考となる事例をあわせて紹介することで消費者が自分事として捉えやすくなります。また実際に顧客とやり取りをするスタッフや経営者を登場させ、仕事に対する想いを語ることで、消費者に対して安心感を与えることができます。
イメージ映像
イメージ映像は必ずしも現実に即した内容でなくても構いません。そのサービスがどんなものであるかををわかりやすく説明する事が一番の目的となります。
ネット保険デスク紹介動画(楽天生命)
現実とは異なる映像表現がされつつも、サービスを利用する事によってできることを直感的に理解することができます。
カーディフ生命の「まとめてもらえて、自由に使えるガン保険」(カーディフル生命)
外国人のナレーターが日本語で説明することで、その違和感から印象に残る映像を制作しています。
インタビュー
サービスを提供する側の想いやこだわりを伝えることで、顧客に安心感を与えることができます。
ライフネット生命保険「出口会長の長くていいハナシ」(ライフネット生命)
24時間電話健康相談サービス(アクサ生命)
普段見ることのできないサービスの裏側やスタッフの想いを見せることで、サービスの信頼性をアピールした映像となっています。
こだわり個人年金(外貨建) 開発者メッセージ(マニュライフ生命)
自身の経験からサービスをつくった開発者のインタビューを通して、ターゲット層への効果的なアプローチを行っています。
ドキュメンタリー
「人生」や「家族」、「夢」、「未来」といったキーワードをテーマとした映像が多く見られました。人の命と密接な関係にある商品を扱うからこそ、 こういったテーマを扱ったドキュメンタリー映像がより消費者の心に生命保険の大切さを訴えかけられるのかもしれません。
史上最年少監督『〜わたしのパパとママ〜』(メットライフ生命)
2015年 未来自販機ドキュメント(マニュライフ生命)
「自分の未来は自分で決める」というコンセプトのもと行われたイベント映像。「あっかる〜い」と「くらーい」の二種類のドリンクを飲んだ人が、どんな味に感じたかをインタビューをしているのですが、それぞれのドリンクにはある秘密が隠されており、驚きの結末が映像をより印象付けています。
MAKE HAPPYNING 第6弾 孫が叶えたおばあちゃんの夢(日本生命)
「大切な人の節目に”幸せなハプニング”を届けたいあなたを応援します」というコンセプトで展開されるこちらのシリーズ。今回は「バイクに乗って風邪を切りたい」というおばあちゃんの夢を、そのお孫さんが叶えます。
お客さまインタビュー ~ガンと診断、約1ヵ月後に住宅ローン残高が0円になる安心~(完全版)(カーディフル生命)
ドラマ
フィクションだからこそできる制作手法で、命の大切さを伝えたり、ターゲットを強く意識した映像で効果的にメッセージを伝えています。
遠い約束
社員研修会やイベントでの上映を目的として制作された動画の特別編集版です。ライフプランナーという職種とその価値を、ドラマを通じて強く印象付ける内容となっています。
マジンガー課長 ~セカンドライフへ、マジンゴー!~(マニュライフ生命)
『マジンガーZ』を起用することで、ターゲット層を明確にし、そこに対して効果的にプロモーションを行っています。
専門家インタビュー
提供するサービスに関係する専門家にインタビューや調査を行うことで、サービスの必要性や価値を強くアピールすることができます。
ガン保険アンケート!ガン治療に携わる看護師428名に聞きました
CM Web限定バージョン
TVCMのロングバージョンやメイキングなどを公開することで、CMの短い時間では伝えきれないサービスの特徴やメッセージを伝えることができます。また、限定バージョンに限らずYouTubeなどの動画共有サイトにCM動画を投稿しておくと、SNSでの拡散も期待できます。
「仕事で1UP」篇 60秒(住友生命)
「人生は、夢だらけ?」前編(かんぽ生命)
ウェブで本編映像を公開し、CMは予告編のような使われ方をしている例です。CMでは印象に残るもののつながりの分からなかった映像が、ウェブで繋がりメッセージをより強く伝える映像作品となっています。
「人生は、夢だらけ?」メイキング(かんぽ生命)
メイキングムービー/ホンネで話す価値がある
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スタッフや専門家、経営者などサービスに関わる人が出演する映像が多く、これは顧客との信頼関係を形成するためであることが予想されます。またドラマやドキュメンタリーといった映像では、「命」や「未来」といったテーマで、自分や身近な人の人生を考えさせられる内容になっています。自分に必要かどうかイメージしにくい保険というサービスだからこそ、ドキュメンタリーやドラマといった制作手法で、より具体的な例を提示することで、顧客が自分事として考えるきっかけを提供してると言えます。
保険は短期的に効果を実感できるサービスではないだけに、顧客が興味を持ちにくくメリットを感じにくい事がマーケティングにおける大きな課題と言えるのではないでしょうか。動画マーケティングを取り入れる事で「面白い」や「感動」などの切り口から、より効果的に保険の必要性を訴える事が可能となります。