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ライバルに学べ!動画活用事例まとめ〜コミック業界編〜
2015年09月29日
この「ライバルに学べ!動画活用事例まとめ」では、いろいろな業界でどのような動画制作が行われているのか、業界別に一覧で事例をまとめていきます。
静止画と侮るなかれ、漫画のコマを巧みに使った映像表現
近年、漫画のプロモーションにも映像が多く使われています。さらに最近では「モーションコミック」というジャンルも登場し、漫画業界の動画活用はさらに広がっていくことが予想されます。
そこで今回は、漫画業界に焦点を当てたくさんの動画活用事例を集めてみました。
1.音楽と効果音で漫画の世界観を魅せる
声優を使ったナレーションやセリフを入れず、音楽や効果音、テロップで漫画の世界観や魅力を伝えていく手法です。漫画のコマを巧みにつかい立体感やスピード感を演出しています。
ワンパンマン/ONE・村田雄介
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション/浅野いにお
2.声優によるナレーションやセリフによって映画予告的演出で魅せる
ナレーションを加えることで、より「物語を伝える」ことに焦点が当てられています。またキャラクターに声をあてることで、よりキャラクター像をはっきりと提示し、作品の世界観を明確にするケースもあります。
僕だけがいない街/三部けい
ヒニイル/加藤 雄一
3.実在する場所をモデルに漫画ならではの実写CMで魅せる
銀の匙 Silver Spoon/荒川弘
2014年に実写化された『銀の匙 Sliver Spoon』。実写化される以前に、漫画のプロモーションとして公開されたのが『エゾノーの一日』と題して展開された実写CMです。作品の舞台となった農業高校の高校生たちを追った映像と、作品の内容とがリンクし漫画の世界をより広げるプロモーションになっています。
4.アーティストとのコラボレーションで魅せる
3月のライオン/羽海野チカ
人気アーティストBUMP OF CHICKENと人気コミック『3月のライオン』がコラボしたことで話題になったプロモーション映像。
5.漫画の新時代 モーションコミックスで魅せる
漫画に声優を起用しセリフや効果音を加えた、漫画とアニメの中間をいくモーションコミック。近年では、モーションコミックに特化したサービスENSOKU STOREも登場し、これからが期待される漫画の新しい形です。
ULTRAMAN/清水栄一・下口智裕
まとめ
いかがだったでしょうか。
漫画自体は静止画ですが、その作中の絵を巧みに使い、音楽や効果音を音声を加えることで魅力的な映像を作り上げています。近年ではLive2DやAdobe Charactor Animatorなど、簡単なアニメーション制作であれば、ツールを使うことで手軽に作成できる時代にもなってきました。こういった技術の発展も相まって、動画を使った漫画のプロモーションは今後ますます増えていくことでしょう。